2025.04.15
第44回 ai@ku定例セミナーを実施しました
2025年4月15日、第44回 ai@ku定例セミナーが開催されました。
演 題:羽咋市KDBデータを用いた高齢者の要介護度の変化に影響を与える薬剤・薬剤管理要因の探索
演 者:崔 吉道(附属病院薬剤部 教授)
高齢者は、多疾患を併存することで多剤併用が生じやすくなり、薬剤による有害事象のリスクが高まるが、薬剤と要介護状態との関連は十分に検討されていない。適切な服薬管理によってこれらのリスクを低減できる可能性があり、重複投薬の解消や適切な薬剤変更などの一元的な薬剤管理の重要性が指摘されているが、長期的な介護度の抑制に関連しているかは不明である。そこで本セミナーでは、石川県羽咋市の国保データベース (KDB) を用いて、高齢者の身体機能の悪化に関連する薬剤と、それを防ぐための薬局での薬剤管理に着目し、要介護状態への進行に関連する要因の探索を行った結果について共有したい。