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2024.02.14

第31回 ai@ku定例セミナーを実施しました

2024年2月14日、第31回 ai@ku定例セミナーが開催されました。

演 題:漢方生薬の科学的解明の試み:当帰を例に
演 者:佐々木 陽平(医薬保健研究域薬学系 教授)

 漢方薬は原料の9割以上を海外からの輸入品に依存している。この供給不安を解消するために国産品の⾃給率向上が検討されているが,海外産と国産品の品質の同等性の評価は難しい課題である。⼀方,地球温暖化や国家間の政情不安など天然資源の安定供給はより困難な状況になりつつある。このような状況下,私は,生薬原料の科学的な品質評価法を確立し持続的な利用につなげることを考えている。
 今回は生薬「当帰」を例に,伝統的な加工法について,条件(温度,時間)と含有成分の変化を網羅的に解析することを試みた例を紹介する。今後,時間や労力をかけてまでも伝統的な方法を採用し続けることは,費用対効果としても現実的ではない。むしろ加⼯条件と含有成分の変化の対応関係を解明することで,積極的に効率化,機械化を導入できると考えている。